自責の念の正体

脳と情動

こんにちは。たかしです。

今回は必要以上に自分のことを責めて

しまう人について解説していきます。

 

自責の念に隠れた感情

前回の投稿では他人に悪口を言うこと

でストレスホルモンが分泌され、結果

的に病気になりやすい体質になるとい

うお話でした。

 

一通り悪口を言った後に、冷静さを取

り戻し罪悪感を感じる人がいます。

悪口を言うことでガス抜きされ、扁桃

体の興奮が収まった後に、なぜ自己嫌

悪や罪悪感が出てくるのでしょうか?

 

それは悪口を言う人が抱えた自己肯定

感の低さがここでも関係しています。

 

自分のことを認めてあげられないとい

ことは、自分のことを赦せない=自分

への怒りを抱えています。

 

感情的になりやすい人は、自分の感情

に気づいていないことが多いため、悪

いのは常に自分以外となってしまうの

です。

この怒りの感情はストレスそのものな

ので、大量のアドレナリンが分泌され

ます。

 

その結果、心臓や血管に負担をかけて

病気のリスクが高まるのは以前にも説

明しましたね。

怒りの状態が長く続き、アドレナリン

の分泌が続くとコルチゾールも分泌さ

れ自律神経の働きも乱れます。

 

怒りに対処する

普段から怒りっぽい人は周囲への印象

が悪くなるだけでなく、自分が病気に

なりやすくなってしまいます。

 

そこで怒りの感情への対処法を紹介し

ていきます。

 

①20秒深呼吸

まず、紹介するのは20秒深呼吸です。

 

これは、もし頭に血が上ったら5秒か

けてゆっくり鼻から息を吸い15秒かけ

て息を吐き切るというやり方です。

これを3セット繰り返します。

 

ここで重要なのが15秒かけて息を吐き

切るということです。

 

なぜなら、息を吸うのと吐く時間の割

合が同じだと自律神経の交感神経が優

位になっていまうからです。

 

②ゆっくり話す

人間は興奮すると早口になり、交感神

経が優位になってさらに興奮してしま

います。

 

怒っている人はほとんど早口で、ゆっ

くり話しながら怒っている人はあまり

見かけないですよね?

 

なのでイライラしたらゆっくり相手に

話すことを意識しましょう。

 

③怒りをノートに書き出す

これは以前も紹介した「感情を言語化

する」方法です。

 

頭にきた内容を紙に書き出すだけでガ

ス抜きになり、自分の感情に気づけて

冷静に俯瞰することにもつながり、誰

にも迷惑をかけないやり方で、すぐに

できるところがいいですね。

 

④「好き」か「嫌い」かで判断しない

私たちは初対面の人に対して「好き」

か「嫌い」かを扁桃体で判断していま

す。

 

「好き」と判断した場合は、もう一度

会いたくなり「嫌い」なら会いたくな

い、もしくは避けたいとなります。

 

そこで「好き」「嫌い」の2択にもう

1つ「ふつう」という利害関係がなく

迷惑でもない人に分類するのです。

 

この扁桃体の仕組みを理解して周りを

見ると、以外と嫌いな人って少ないと

気づけるようになります。

 

嫌いじゃない人には怒ったり、悪口は

言わないですよね。

 

⑤不安は扁桃体の興奮と知る

ここまでブログを読んでいただいてる

方たちは脳の扁桃体という存在と働き

についてわかってきたかと思います。

 

この扁桃体の興奮により不安が起こり

感情が制御できなくなり、怒りへとつ

ながっていきます。

 

そうすると他人を徹底的に攻撃したり

悪口をいったり、暴力をふるったりと

エスカレートしてしまうこともありえ

るのです。

 

とくに新型コロナウイルスが流行して

から他人に対して寛容じゃなくなった

り、自分の価値観と異なる人や物を排

除しようとする人も出てきています。

 

他人を攻撃する人も不安を抱えていて

それは脳の扁桃体が興奮しているから

だと思っていれば、一歩引いて冷静に

なることができます。

 

そう理解していれば、自分は怒ってい

る人を相手にせず余計なトラブルを避

けることにもつながりますね。

 

いかがでしたか?

今回の内容も知っているかどうかで、

生きていく上で大きな差となりそうで

すよね。

 

感情をうまく扱って、自分にも人にも

寛容で穏やかに生きていきましょう。

 

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