悪口は良いことなし

脳と情動

こんにちは。たかしです。

今回は悪口を言うことで起こる反応に

ついて解説していきます。

 

悪口はなぜエスカレートするのか

ネットが世界に普及してから個人や、

企業、有名人など対象を問わず悪口や

誹謗中傷などは増えている傾向があり

ます。

 

なぜ世界中で悪口を言う人が増えてい

るのでしょうか?

 

私たち人間は無意識に他人と比較して

しまうという習性をもっています。

 

その内容はその人が持つ価値観にもよ

りますが、私たち日本人は集団での和

を重んじることもあって、つい身近な

存在と色んなことを比較してしまう人

が多いです。

 

とくに自己肯定感が低い人ほど、他人

のあら探しをしては優位に立とうとし

たり、自分の正当性を証明して安心を

得ようとしてしまう傾向が強いです。

 

人を批判したり悪口を言う人はなぜエ

スカレートしてどんどん攻撃的になっ

てしまうのでしょうか?

 

それは悪口を言うことで脳の報酬反応

であるドーパミンが分泌されるからで

す。

 

この悪口を言うことでドーパミンが分

泌され、楽しいと感じてしまうことで

悪口がエスカレートし、しまいには依

存症のように抜け出しにくい悪い癖に

なってしまうわけです。

 

悪口を言う人ほど病気になりやすい

みなさんは普段、自分が話す言葉を意

識していますか?

無意識に思ったことを口に出していた

ら要注意です。

 

フィンランドの脳神経学者のチームが

行った調査によると、人の悪口や批判

が多い人とそうでない人を比較したと

ころ悪口や批判が多い人は認知症にな

る可能性が3倍も高かったそうです。

この悪口や批判が多い人の体を調べた

ところ、血中のストレスホルモンが増

えていたのです。

 

ストレスホルモンのコルチゾールが長

期間分泌されると心血管系疾患のリス

クが高くなると、前回の投稿で説明し

ましたね。

 

人は悪口を言うことでストレスを発散

させているイメージですが、なぜ逆に

病気になりやすくなるのでしょうか?

 

脳はそのまま受け取る

私たちの脳の大脳辺縁系は魚類、爬虫

類などにもある古い脳といわれていま

す。

この大脳辺縁系は主語を関係なく受け

入れる特徴があるそうで、例えば誰か

に対して腹が立ち「○○って本当にム

カつくし、最悪」と言った場合、その

ストレスは自分に返ってきてしまうそ

うです。

 

つまり、毎日誰かの悪口を言っている

人は毎日自分を傷つけているというこ

となのです。

 

恐るべし無意識のカウンター!

悪口を言うことはコルチゾールを分泌

させ、蓄積されていくと免疫力を下げ

たり病気や老化を早めることにつなが

るため簡単に言っていいことではあり

ません。

 

こういうことはほとんどの人が親や学

校では教わらないと思うと余計怖く感

じます。

 

悪口や批判ばかりする人に幸せな人が

いない理由も納得ですよね。

 

悪口をやめるには

では悪口をやめるにはどうしたらいい

のでしょうか?

 

ここで重要なのが、先ほども出てきた

自己肯定感です。

 

まずは自分を褒めてあげましょう。

 

どんな人にも得意なことや、頑張って

いることが必ずあります。

 

それが他人に評価されたり、認めても

らえることでなくても、あなたの価値

はあなたが理解しているはずです。

 

人に認めてもらおうとするのはエゴな

ので期待通りにいかないと苦しいだけ

ですが、自分を褒めることならすぐに

できますよね。

 

言葉と意識に注意して毎日楽しく過ご

しましょう。

 

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