柔軟に対応するための練習

勉強法

こんにちは。たかしです。

今回は勉強やスポーツでも求められる

柔軟に対応するための練習法について

解説していきます。

 

集中練習に対する誤解

たいていの人は何かを学ぶためにはひ

たすら集中すれば早く効果が出るとい

う風に考えていると思います。

 

この一つのことをできるまで繰り返し

繰り返し練習するという考え方は勉強

だけでなくスポーツでも仕事でも浸透

しています。

 

しかし、早く知識や技術を習得するこ

とよりも、必要なときに思い出して状

況に応じて対応できることはあまり重

視されていません。

 

試験のための勉強も試験の本番で思い

出せなければ意味がないですし、繰り

返し練習したスポーツの技術も試合中

に発揮できなければ時間の無駄で終わ

ってしまうこともあります。

 

たしかに時間をかけて一つのことに集

中するのはとてもエネルギーを費やし

たという満足感が得られるため好まれ

ますが、記憶として忘れるのは早いこ

とは前回の投稿でも説明しましたね。

 

新しく学んだことを記憶として定着さ

せるために必要なのが「統合」という

プロセスです。

 

この統合とは学習したときに活性化し

たニューロンを強化し、意味づけをし

て既に知っていることと関連付けるこ

とです。

 

全くのゼロの状態から記憶しようとす

ると、労力も大きいですが自分の知っ

ていることと関連付けることでイメー

ジしやすくなるため記憶に残りやすい

のです。

 

このために有効なのが、少し間隔を空

けてから思い出そうとすることで統合

を促し記憶が強化されます。

 

つまり覚えてから間を置いて少し忘れ

てる時間も重要だということですね。

 

急がば回れの練習法

二つ以上の科目や技術を交互に学ぶこ

とも集中練習より効果があります。

 

ただし、この交互練習はなかなか成果

が実感できなかったり、理解が早く進

まないというデメリットから教育の現

場などでは人気がなく敬遠されがちで

す。

 

その他には運動技術の習得に有効な多

様練習という方法もあります。

 

これは一つの動作をひたすら繰り返す

のではなく、色々なパターンでの動作

の練習を行うことで学んだことを別の

状況でも応用できる柔軟性を身につけ

ることができます。

 

一つのことを繰り返しているだけだと

頭を使わなくなってくるので、状況が

変わったときにパニックになって対応

できずに思考がストップしてしまうこ

ともあります。

 

集中練習では繰り返し同じことを行う

ため脳の認知機能もほとんど活性化し

ませんでしたが、多様練習では運動だ

けでなく認知機能の向上も確認された

そうです。

 

スポーツが強い海外の国では子供の練

習方法で様々な内容を行っているのを

見たときに最初は子供たちが飽きない

ように色んなことをさせているのかと

思っていましたが、異なる状況でも自

分で判断し状況に応じて修正し対応す

る力を養っているのだとしたら日本の

教育はかなり遅れていてまだまだ世界

との差があるかもしれません。

 

今はネットで簡単に世界と繋がったり

動画を見てイメージトレーニングする

手段もありますから以前より優秀な運

動選手が育ちやすい土壌が整ってきて

いるだけに今後に期待ですね。

 

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